夏の強い紫外線を浴びた肌は、秋になるとくすみ・乾燥・ハリ不足といったサインがあらわれやすくなります。ダメージをそのままにしてしまうと、シミや小ジワなどエイジングの加速につながることも……。
そこで今回は、この時季こそ取り入れたい“秋のいたわりスキンケア成分”と、おすすめのアイテムをご紹介します。
目次
美肌への幅広い効果が頼もしい ― ビタミンC誘導体
肌ダメージをリセットするのに欠かせない成分「ビタミンC誘導体」は、メラニンの生成を抑えてシミやくすみを防ぐだけでなく、抗酸化作用で活性酸素を除去し、肌の酸化、つまり老化の進行を食い止めてくれます。また、コラーゲン生成をサポートしてハリや弾力を保ち、小ジワ予防にも効果的。さらに皮脂分泌をコントロールして毛穴の開きやニキビ跡の改善にも役立ちます。
紫外線ダメージを軽減するためには、夜だけでなく朝のスキンケアにも使用するのがおすすめ。敏感肌の場合、濃度が高い製品だと乾燥や刺激を感じることがあるので、化粧水などでしっかり保湿してから少しずつ取り入れるといいでしょう。
<推しアイテム>身近なロングセラービタミンC美容液
メラノCC 薬用しみ 集中対策 プレミアム美容液【医薬部外品】 20mL 1,628円
有効成分としての活性型ビタミンC、さらに角質層までしっかり届く処方のビタミンC誘導体3種類を中心に配合した美容液です。お手頃価格だけどビタミンC誘導体の「透明感・毛穴・抗酸化」の力をしっかり感じられる頼もしい1本。1滴ずつ出るので部分使いにも便利です。オイルのようなテクスチャーですが保湿力が高いわけではないので、化粧水でしっかり保湿をしてからやさしくなじませ、乳液やクリームなどでフタをするのがおすすめ。ほのかな柑橘系の香りがさわやかです。
マルチに働く人気の美容成分 ― ナイアシンアミド
「ナイアシンアミド」は、メラニンの受け渡しを抑えることでシミやそばかすの発生を防ぎ、透明感のある肌を育てます。さらに「シワ改善有効成分」としてコラーゲンの生成をサポートし、小ジワやハリ不足にアプローチ。加えて、角質層のバリア機能を高めて水分保持力をサポートするため、乾燥やゆらぎやすい秋冬の肌にもぴったりです。炎症を抑える作用もあるためニキビや肌荒れ予防にも。
ナイアシンアミドは刺激が少なく朝晩使える成分で、ほかの美容成分とも併用しやすいです。即効性を求めるよりも、毎日使って効果を積み上げるのがカギ。
<推しアイテム>韓国発!ナイアシンアミド配合の多機能美容液&マスク
<写真右> NEOGEN(ネオゼン) リアルナイアシンアミド15%セラム 30mL 2,530円
<写真左> NEOGEN(ネオゼン) リアルナイアシンアミドグローアップデイリーマスク 180mL(40枚入) 2,800円
韓国スキンケアブランドの人気商品。写真右のセラムはナイアシンアミドがしっかり15%配合された美容液です。さらに抗炎症成分、皮脂ケア成分、保湿バリア機能成分まで入っている多機能がうれしい!軽やかなテクスチャーでベタつかずになめらかにのび、スッとなじんで重たくならない使い心地がお気に入りです。
そのセラムをなんと丸ごと1本分吸収させたのが、写真左のデイリーマスクです。頬や額など気になる部分に貼りつけた後、ふき取りパッドのように使うのがおすすめ。ハーブウォーターや精油も配合されているので、肌に乗せている間、ハーブ系のほんのりとした香りに癒やされます。
自らうるおう力を育てる ― ライスパワー®No.11+(プラス)
「ライスパワー®No.11+(プラス)」は、数ある美容成分の中でも「肌そのものの水分保持能を改善し、バリア機能を高める」と厚生労働省に唯一認可された有効成分です。セラミドを生み出す力を高め、肌本来の保水力を改善。うるおいを“逃がさない&蓄える”健やかな素肌を育てるのが大きな特徴です。さらにコラーゲンの分解を抑え、真皮の弾力維持をサポートすることで、年齢サインが出やすい口元や目元の小ジワを改善する働きが期待されます。肌質や年齢を問わず使いやすく、敏感に傾きやすい肌にもおすすめ。特に秋冬のスキンケアでは「保湿とシワ改善」を同時に叶えたい方にピッタリ。内側からうるおいに満ちた若々しい肌を目指せます。
<推しアイテム>ライスパワー®No.11+(プラス)高保湿バーム
ONE BY KOSE セラム シールド 40g 5,500円
オイルの中にライスパワー®No.11+(プラス)をたっぷり閉じ込めた含水バーム処方。肌にのばすとベタつかずにじゅわっと浸透していくような新感触バームです。サラッと軽やかな仕上がりで、朝は少量塗るだけで化粧ノリがよくなります。夜は乾燥や小ジワが気になる部分に“追いバーム”をするのがおすすめ。使い続けているうちに肌の水分保持力が整い、うるおいの土台がしっかりしてくる実感が!
秋は夏に受けた紫外線ダメージが表面化する季節。ここで肌をいたわるかどうかが、冬の乾燥シーズンやその先のエイジングに直結します。やさしくケアしてあげることで、明るくしなやかな美肌を育むことができます。今日から、あなたも“いたわりスキンケア”を始めてみませんか?
取材・文/ないとう ゆう(コスメコンシェルジュ&登録販売者の資格を持つコスメライター。美容と健康の知識を活かしながら、肌悩みや年齢に寄り添う“ちょうどいい”コスメを日々探求中)
※記事内で紹介した製品はすべてライター私物です。
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