少しずつ暑さが控えめになってきた季節。肌のダメージを次の季節へ持ち越さないためにも、このタイミングでしっかりお手入れすることが大切です。秋冬を健やかな肌で過ごすために、過酷な夏を過ごした肌のお手入れ方法をご紹介します。
秋になって急に肌のくすみやゴワつきが気になることはありませんか? これは夏に浴びた紫外線の影響が考えられます。夏に積極的に日焼けをしなかったとしても、日常生活で浴びた紫外線が影響して肌にダメージが残っているのです。
夏の肌は、紫外線が細胞に与える影響を抑えようと角質層を厚くし肌をガードします。このため、秋の始まりの肌はゴワつきを感じたり、肌トラブルが起きやすくなったりしてしまうのです。さらに、肌のバリア機能も低下するため乾燥を引き起こしたり、ツヤがなくなってしまうことも。
夏の終わりの肌ケアの基本は保湿
夏から秋へと移行する時期は、湿度が少しずつ低くなるため肌がとても乾燥しやすくなります。そのため、肌の水分量を最適に保つためにも保湿に注力を注ぐべし!
とにかく、まず化粧水で潤いを与える
乾燥には“潤い”です。潤いケアの基本である化粧水を洗顔後にしっかり与えましょう。ただし、過度に塗布するのはNG。化粧水はつければつけるほどいいと思っている方もいますが、それは間違いです。基本的に、化粧水は使用アイテムの推奨している量で十分。塗布後に顔を包み込んで約10秒ほど軽く押さえてハンドプレスを。くれぐれもパッティングなどによって刺激を与えないように注意して。
乳液とクリームはどちらもマスト!
化粧水で肌を整えた後は乳液とクリームを。ベタつくのが苦手だからと化粧水だけですましてしまう方もいるようですが、油分を使って肌に蓋をすることはとても大事です。化粧水後に何もしないと、せっかく化粧水で与えた水分が蒸発してしまいます。これでは肌のバリア機能が低下して、テカリや吹き出物など肌トラブルが起きやすくなってしまい悪循環。
乳液かクリームのどちらかだけを使っている方もいると思いますが、一般的に乳液は油分より水分が多く柔軟効果は期待できますが、ラッピングして潤いを守るところまではいきません。乳液の後にはクリームを必ず使いましょう。また、クリームの塗布量も少なすぎる方が多いよう。塗布後にティッシュペーパーで抑えてみて、付着するくらいがベストです。
肌には水分を維持する仕組みが備わっていますが、紫外線や環境、加齢などによって低下します。それを補ってあげるのが“保湿”です。夏あとのダメージ肌には“水分保持”を意識したスキンケアを行い、本格的な乾燥が始まる季節に備えましょう。