
頬の肝斑に悩むアラフォー・コスメライターが、試行錯誤の末にたどり着いた“肝斑を隠すためのメイク術”をシェアします。
30・40・50代を悩ませる「肝斑」とは?

「肝斑」とは、いわゆるシミの一種で、頬骨や額、口の周辺などに左右対称にできる薄茶色の色素斑と言われています。

輪郭がはっきりせず、肌が暗くくすんだように見えるのが特徴。30~40代で発症することが多く、症状が見られるのはだいたい50代後半ごろまでだそう。日々のスキンケアでは解消できなかったり、専門医にかかっても治療が長期に渡ったりする厄介な肌悩みです。
メイクで肝斑を隠すポイントは?

ずばり、肝斑とそれ以外の部分の色の差をなくすこと! アイテムの色選びと塗り方で健康的な肌の色味に寄せていくと、肝斑が周りの箇所から浮きにくくなりますよ。
さらに、複数のアイテムを薄くやさしいタッチで重ねると、厚塗り感を回避できるうえ、メイクが崩れにくくなります。
肝斑特有のくすみは“赤み”で中和

肝斑特有の沈んだ肌色を引き上げるのに一役買ってくれるのが“赤み”。上からコンシーラーやファンデーションを重ねるとすんなりなじむので、思い切って赤みを足してみてください。
コスメライターが実践。肝斑をカバーするためのメイク術
灰色の肝斑はピンク色のコンシーラーで血色感&明るさプラス

<コンシーラーを使ったメイク術>
1 ピンク系のコンシーラーを肝斑が気になる部分にピンポイントでのせる
2 コンシーラーブラシでトントンと軽くたたくようになじませる
3 その上に、きめが細かいフェイスパウダーをそっとのせる
4 崩れ予防にフィックスミストをひと吹きし、乾くまで待つ
5リキッドもしくはクッションファンデーションを、パフまたはスポンジで軽く叩くように塗布
茶色い肝斑は真っ赤なリップorチークでカムフラージュ

<リップorチークを使ったメイク術>
1 肝斑が気になる部分に真っ赤なリップもしくはチークを指でトントンとなじませる
2 リキッドもしくはクッションファンデーションを、パフかスポンジで軽く叩くように塗布
チークを塗ると肝斑が浮き出てしまうときは……

リキッドもしくはクリームチークの場合は、リキッドファンデーションと混ぜて使うのがおすすめ。ファンデーションのカバー力で肝斑をカバーしつつ、じゅわっとにじみ出るような血色感を演出できます。

パウダーチークの場合は、粉をそっと置くようなやさしいタッチで、ポンポンと薄く塗り重ねて。メイクで隠したところをなるべくこすらないように、圧をかけないように注意しましょう。
日中のお直しにはアイシャドウのベースカラーが重宝

メイクでうまく隠せたけれど、マスクの着脱や時間の経過とともに肝斑が浮き出てきてしまった! そんなときの応急処置に役立つのが、アイシャドウのベースカラー。コンシーラーブラシを使ってポンポンとのせると、もとのメイクとなじみながら、肝斑の存在感を薄めてくれます。
肝斑を悪化させないためには、紫外線対策や肌への摩擦を減らすことのほかに、ストレスをためないことも大切だと言われています。メイクで上手に隠しながら、根気よくつきあっていきたいですね。