背中ニキビって顔にできるニキビと違うの?【コスメの相談室】
2022.09.02:JCLA美容通信

最近、顔だけではなく、背中にできるニキビが気になっています。背中ニキビは顔のニキビと、何か違いがあるのでしょうか?

背中にできるニキビの大半は「毛包炎」と呼ばれる皮膚疾患です。それに対して、顔にできるニキビは「尋常性ざ瘡」と呼ばれる皮膚疾患で、背中にできるニキビ(毛包炎)とは原因や症状が異なります。
[解説]
背中にできる主なニキビと、顔にできるニキビには、それぞれ以下のような違いがあります。

主な背中ニキビである「毛包炎」とは、マラセチア菌というカビ(真菌の一種)や黄色ブドウ球菌が毛包に侵入し、繁殖することで炎症が生じる皮膚疾患です。
毛穴の部分に、赤くブツブツとした「丘疹(きゅうしん)」が生じ、さらに化膿すると「膿疱(のうほう)」という膿を持つ発疹になります。また、かゆみや痛みを伴う場合もあります。

さらに毛包炎は、背中以外にも肩や首、デコルテ、胸、太もも、お尻などにもできます。
顔ニキビ(尋常性ざ瘡)の原因菌であるアクネ菌は、顔に多く生息している細菌ですが、マラセチア菌は身体に多く存在しており、脂が多く高温多湿な環境を好むことが特徴です。
ただし、顔ニキビと同じ尋常性ざ瘡が背中にもできることがあり、背中にできるニキビは、毛包炎と尋常性ざ瘡が混在している可能性もあります。
背中ニキビの予防方法
顔ニキビ(尋常性ざ瘡)と主な背中ニキビ(毛包炎)は、原因菌が異なるため、予防方法にも違いがあります…
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