注目の肌荒れ予防成分をご紹介!
2022.12.08:JCLA美容通信
「肌荒れ」には、はっきりとした定義はありませんが、主にキメの乱れやかさつき、ざらつき、赤みなどの肌トラブルが生じている状態のことをいいます。肌荒れにはさまざまな原因があり、そのままにしておくと見た目の印象に影響を与えるだけでなく、トラブルが長引いてしまったりケアすることが難しくなったりします。
そこで今回のJCLA美容通信では、注目の肌荒れ予防が期待できる成分について解説します。医薬部外品の有効成分だけではなく、肌荒れ予防をサポートする成分が配合された化粧品をお手入れに取り入れてみるのはいかがでしょうか。では詳しく見ていきましょう!
※本記事で記載している成分の効果について、薬機法上、商品の広告などでは表現できない場合があります。また、植物エキスについては、抽出に使用する溶媒や抽出方法によって効果が異なる場合があります。ここで紹介しているエキスの効果は、文献等で報告されている一例としてご理解ください。
CICA(シカ)、ツボクサエキス

抗炎症
ツボクサエキスとは、伝統的なハーブであるツボクサの主に葉や茎などから抽出された成分です。
注目が集まっている成分「CICA(シカ)」は、ツボクサ由来の抽出物を広く表す成分のことをいいます。名前については諸説ありますが、ツボクサの学名である「Centella Asiatica」の頭文字と末尾から、または瘢痕(傷あと) を意味する「cicatrix」が由来などといわれています。
CICAには、「マデカッソシド」「アジアチコシド」「アジア酸(アシアチン酸)」「マデカッソ酸(マデカシン酸)」という成分が含まれています。これらの成分により 、紫外線などによる炎症で乱れたターンオーバーを整え、バリア機能の低下を防ぐ働きが期待できます。
ドクダミエキス
抗炎症、抗酸化、環境ストレスからの保護、抗糖化
ドクダミの地上部から抽出されたエキスです。ドクダミは、古くから民間で幅広く使用され、お茶としても親しまれてきました。ドクダミエキスには、炎症の原因となるヒスタミンの遊離抑制作用や、炎症時に活性化される物質であるヒアルロニダーゼの活性阻害作用があり、肌荒れ予防の効果が期待できます。
さらにタバコの煙や大気汚染によるコラーゲンの分解酵素の生成を抑え、肌を環境ストレスから保護する作用や、活性酸素を除去して皮脂の酸化を抑える抗酸化作用もあります。
POINT! CICAやドクダミエキスは、韓国コスメから人気に火が付き、現在では日本でも注目されている美容成分です。
カミツレ花エキス

抗炎症、抗酸化、角層水分量増加
カミツレの花から抽出されるエキスです。カミツレ(カモミール)には、ジャーマンカモミールとローマンカモミールがありますが、カミツレ花エキスは一般的にはジャーマンカモミールの花から抽出したものを指します。
抗炎症作用、抗酸化作用に加えて、角層の水分量を増加させる保湿作用があり、肌荒れ予防の効果が期待できます。
また、カミツレの花から抽出したエキスのなかでも、医薬部外品の美白有効成分として承認されている…
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