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CICA(シカ)ってなに?最近よく聞くTECAやマデカッソシドもご紹介!

2023.01.06:JCLA美容通信

韓国コスメから火が付き、すっかり日本でも定着してさまざまなコスメに配合されるようになった成分「CICA(シカ)」。どのような成分なのか、認知されつつありますね。
今回のJCLA美容通信では、話題の成分「CICA」について、また関連する成分「TECA(テカ)」や「マデカッソシド」と、これらの成分の違いについてお伝えします。

CICAについて

ツボクサ

CICAは、伝統的なハーブである「ツボクサ」そのものやツボクサから抽出された成分を広く指す最近つくられた言葉です。ツボクサは、亜熱帯地域を中心にアジア圏で生息する野草であり、昔からアーユルヴェーダや漢方など民間療法で用いられてきました。「ケガをした野生のトラが、傷にツボクサを擦りつけて癒した」という伝承からタイガーハーブともよばれています。

つまりCICAとは、ツボクサ由来の化粧品原料全般を指す言葉で、特定の原料の名前ではありません。CICAというよび名についての由来は諸説ありますが、ツボクサの学名である「Centella Asiatica」の頭文字と末尾から、または瘢痕(傷あと)を意味する「cicatrix」が由来といわれています。

CICAの美容効果

多くの植物エキスの中には、未確認の有用な成分が複数含まれているのが一般的です。
ツボクサエキスの場合には、テルペン類とよばれる「マデカッソ酸(マデカシン酸)」、「アジア酸(アシアチン酸)」、その配糖体の「マデカッソシド」、「アシアチコシド」、その他ポリフェノール群などの有用成分が含まれていることがわかっています。例えば、ツボクサエキスには元々創傷治癒の効果があったといわれているのは、「マデカッソ酸(マデカシン酸)」、「アジア酸(アシアチン酸)」のもつ抗酸化力や抗菌性、血管内皮細胞増殖因子の活性を整えることによる血管新生、「アシアチコシド」のもつ炎症の調整や真皮線維芽細胞活性化によるものとされています。ただしひとくちにCICAといっても、ツボクサ由来の化粧品原料はさまざまな原料メーカーによるものがあり、使用するツボクサの部位、抽出法などの違いにより含まれる有用成分も異なるため、作用にも違いがあるのです。

CICAの有用成分のみを使った原料にも注目!

<TECA(テカ)>

Titrated Extract of Centella Asiatica(成分が定量されたツボクサエキス)の頭文字を取ってTECAとよばれている原料があります。古い文献ではフランス語読みでETCAと記載されています。
TECAはCICAの1つであり、もともと、フランスの医薬品の開発や販売を行っていた会社によって開発された原料です。ツボクサエキスに含まれる働きが確認された有用成分に着目。そのうちのマデカッソ酸(マデカシン酸)・アジア酸(アシアチン酸)・アシアチコシドという3つの有用成分のみが含まれています。
TECAはマダガスカル産のツボクサを使用して抽出・精製されています。

TECAに含まれる有用成分は、水に溶けにくい性質があります。そのため、水をベースにした化粧水には非常に配合しにくく、主に乳液やクリームなどの乳化された製品に使われます。化粧水に配合する場合は…

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