
子供のころから化粧品に興味があり、美容室勤務を経てヘアメイクとして活動。
資格取得後は、化粧品をさまざま角度から見られようになりました。
コスメコンシェルジュという資格を知ったときに、長年美容の仕事に携わってきたけれど、まだまだ知らないこともあるのでは? と思ったことがきっかけで、さっそく第一回目で受験。技術者としての立場だけじゃなく、さまざまな側面で化粧品を見られるようになったことは大きいです。

ヘア&メイクアップアーティストになったきっかけや、現在の活動状況を教えて下さい。
最初は美容室に勤務していたのですが、そこの美容室の顧客に女優やタレントさんが多く、当時からヘアメイクなども行っていたんです。その後、後輩も育ったので独立しました。映画のお仕事やキャビンアテンダントのメイク指導など、ありとあらゆる仕事をさせていただきましたね。約20年前からは化粧品会社のアドバイザーやアメリカの化粧品を日本へ紹介する仕事などにも携わっています。とくに今はアメリカのニッチブランドなどを探し出して、日本の企業に紹介するなど、ヘア&メイクアップアーティストだけでなく、コスメ全般に渡る仕事をしています。
資格の勉強や取得によって仕事に役立つことはありましたか?
ヘア&メイクアップアーティストって、実はあまり化粧品の材料や成分のことを知らない人も多いんですよね。まずはテクニック、その次に色や質感などにこだわっていますから。僕は過去に仕事で使った化粧品はどんなに古くてもキープしておくんです。もちろん劣化するので使えませんが、あのときのこの色がよかったとか、もう一度復活させたい商品など、新たな商品開発や何かのアイデアとして役立ちますからね。でも、再度同じような化粧品を作ろうとしても、年代で薬事法などが変わっていますよね。日本化粧品検定の勉強で、薬機法について深く知れたことが役立ったりしています。また、表現方法や内容表示についてもとても勉強になりましたね。
資格取得後によかったことはありますか?
僕は男性ですが、新しいコスメは実際に試したりもします。コスメコンシェルジュを取得後、協会からさまざまなセミナーや勉強会開催のお知らせが届き、実際に参加できるのがいいですね。新しい化粧品に触れたり、その会社から直接開発についてお話を伺える機会があるのは仕事にも役立ちますし、勉強にもなります。